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空海の謎

空海の謎
空海についての様々な謎を、初代先達・真魚が突拍子もない発想から 勝手に推測するコーナーです!
もちろん、学術的根拠も一切ありませんので、気楽に、広〜い心でお付き合い頂ければ幸いです!

〜北緯34度13分〜 その6

空海曼荼羅の道
「空海は金剛界曼荼羅の東方として高野山を開いたのではないか。」

金剛界曼荼羅の配置は、大日如来を中心として諸仏が配置されるという形になっています。
笠井さんは、中心に善通寺を、西方に長安「青龍寺」を、東方に高野山をあてはめたのです。

中心の善通寺は、空海の父親佐伯善通の名をとったように生誕や父母の意味が込められている。
それはまさしく全ての生命の根源、つまり大日如来を意味する。
西方の長安は、阿弥陀如来のように衆生救済の情熱を持ち、師の恵果さらに釈迦さえもあらわしている。
東方の高野山は、阿闍如来のように修行地としての勇気や入定地としての永遠生をあらわしているのではないだろうか。
空海は大曼荼羅を現世に於いて実現させようと、長安の青龍寺で計測した影の長さを大事に持ち帰ったに違いない。
(※1997年1月7日中外日報より抜粋)

笠井さんは、この「北緯34度13分」を「空海曼荼羅の道」と名付けました。

以上が、笠井さんが発見して謎解きした「北緯34度13分の謎」の仮説になります。


お話をお聞きして、謎解きもさることながら、当時教諭であった笠井さん(現在は既に退職なさっています)とともに謎に挑んだ生徒さん達のことがどうしても気にかかってしかたありませんでした。

多感な高校生時代に、既に答えのある問題を解くのではなく、見つかるかどうもかわからない、ある意味型破りなロマンあふれる問題(研究)に自分たちで考え取り組んだ経験。
素晴らしい経験だと、私は感じました。

各々の卒業後の人生折々で、その経験が必ずやいかされているのではないかと勝手に想像して、幸せな気分になりました。


最後に、今回の詳細が記されている文献等を記載しておきますので、ご興味がわいた方はぜひご自分で読んでみて下さいね。


「古代香川の謎を解く―空海曼荼羅の道・太陽の道・浦島の道―」
 高松工芸高等学校 笠井則男・筒井雅幸

「測れた!解けた!空海の謎」
 高松工芸高校郷土史研究会

中外日報 1997年1月7日記事



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