勅命により中務省へ移る 中務省は、天皇の補佐や詔勅の宣下や叙位など、朝廷に関する職務の全般を担っていた為に、八省の中でも最も重要な省でした。 その中務省に空海が移った理由はいくつかあるといわれていますが、はっきりとした理由はわかっていません。 この頃、旱魃が続き雨乞いの法会を行ったことと関係しているともいわれていますし、この年の6月に唐から周光翰らが来日し、空海が唐の内情に詳しいため呼ばれたとも言われています。