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「麺の世界」奥山忠政編集長より寄稿♪


「世界一受けたい授業!!」余話
             季刊誌『麺の世界』編集長 奥山 忠政

 思いもかけぬテレビ出演となりました。
 2月16日(土)夜8時からの日テレ系番組「世界一受けたい授業」です。放映直後から反響があり、さすが全国ネットと驚きました。本サイトでの予告のためも大いにあったと思います。そこで、ご声援のお礼に代えて、ここだけのインサイドストーリー(ちょっと大げさですが)をご披露申し上げます。

(1)拙著『文化麺類学・ラーメン篇』を読んだという日テレのプロデューサーから出版社を介して打診があったのは12月25日でした。麺文化に関するレクチャーに出演してくれないかということで、「グルメ番組でなければ」と答えておきました。

(2)年明け早々、1月7日、プロデューサーとディレクターがシナリオの素案を持参して来福、本気と知りました。石毛直道先生のご著書から引用した麺文化系統図があったりのたいへんお堅い内容のため、むしろ私のほうからいくつかの麺料理を例示して一般受けに配慮したほどです。「先生の思いのまま、気軽にアドリブなど入れていただいてけっこうです」と言われました。
 そのあとメールによる遣り取りで、講義とデモンストレーションが組み合わさった、面白い(と思われる)シナリオがまとまっていきました。

(3)いよいよ本番。1月19日、東京新橋の読売テレビ巨大スタジオでの録画です。ひと言で申しますと、モンスターのようなメカニズムに呑み込まれるといった印象です。シナリオや事前の打ち合わせなど一切が吹っ飛んでしまい、時間が主人公となったプロセスの命ずるまま、あれよあれよという間に終了しました。

(4)実際の放映でも、録画になかった料理が紹介されていました。私の声でないナレーションにお気づきの方もおられたと思います。テレビ局では直前まで珍しい麺料理の映像を発掘し続けていたのです。つまり、それこそが番組の目玉だったのです。視聴率第一のテレビ局としては、当然といえば当然でしょう。
 私にすれば、日本(東京)にこれだけ世界の麺料理が実在していることに驚きました。

(5)予定外の挿入のため、いちばん大切にしていた締めくくりのレクチャーがカットされてしまいました。ここにシナリオを再現して、無念を晴らすことにします。
 「麺は小麦粉の美味しさを基本にして、その土地や民族の好みの具材や味付けを取り入れることができる、変幻自在の料理なんです。これからも、つぎつぎと新しい麺料理が私たちの食卓を賑わしてくれるにちがいありません」                      (了)



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